2013.06.08更新
ロコモティブシンドローム
「メタボリックシンドローム(=メタボ)」
は知っていても、ロコモティブシンドロ
ームとは何なのかを知っている人は
まだ少ないかもしれません。
ロコモは健康寿命と関係があります。
「健康寿命とは人の手を借りずに生きられる
寿命」のことです。
WHO(世界保健機関)によれば日本人の
平均健康寿命は男性72.3歳、女性77.7歳。
一方で平均寿命は男性78.4歳、女性85.2歳
と、実に7~8年ほどの差があります。
そこで健康寿命を延ばし、最後まで元気に
動き回れる体でいるようにするために生まれた
言葉がロコモティブシンドロームなのです。
2007年度国民生活基礎調査によれば、
要支援・要介護者の原因は、脳卒中23.3%、
認知症14.0%、関節疾患12.2%、
転倒・骨折9%。関節疾患と転倒・骨折を
合わせると21.2%、つまり約5人に1人は
「運動器」が原因で要支援・要介護の状態
になっています。
運動器のことを重要なことだととらえて
いない人が多いです。たとえば定年後に
あまり歩かなくなると家に閉じこもるように
なり、いずれ寝たきりになる危険性が高ま
ります。早めに受診して対策すれば、楽に
歩けるようになる可能性もあります。
また、正しく歩くということは、体にとって
良い事が多く、代謝が良くなり、
血行不良の改善、筋肉の柔軟性アップ、
筋力アップ、体のバランスの改善、
体力アップ、メタボ解消、脂肪肝の改善
とメリットが大変多いのです。
ですから、雨の日以外は、1日20分
歩いて、皆さんに元気でどこでも
好きなとこに行けるくらいの健康を
手にしてほしいわけです。
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